はじめに
私のこれまでの人生の中で、2回の震災を現地で遭遇しました。1回目は、2011年3月11日の東日本大震災を宮城県で、2回目は、2016年4月14日(前震)、16日(本震)の熊本地震を熊本県で、経験しました。
2回の震災ともに、大地震が起きてから、生活のライフラインである、電気・水道・ガスが停止する時期を経験しました。また現在では、日常生活に欠かせないコンビニエンスストアーなどの生活出需品店も一時的に閉店せざるを得ない状況でありました。この2回の震災当時、私が住んでいた自治体において、電気・水道・ガスの復旧、また、一部店舗の開店が始まるまでに要した期間が、約1週間でした。地域、震災の規模によって、復旧までの時間に要する時間が変わってくるかと思いますが、この “ 1週間 ”は一つの目安になるのでは、と考えています。
この2回の震災経験を通じて、『仮に生活のライフラインが遮断されても、1週間は自力で生き残ることが出来る備えを日頃からしておく』ことの重要さを強く感じました。
そこで、本記事では、2回の震災経験を通じて、1週間、電気・水道・ガスが遮断された状態で、安全で、衛生的に生き残るための、日頃から準備・備蓄することが出来る、5つのアイテムを紹介したいと考えております。サバイバルするために必要なアイテムは多数ありますが、必要最小限に止め、敢えて、その中から、5つに絞らせて頂きました。
No.1~3はサバイバルに必要なアイテム、No.4~5は衛生状態を保つためのアイテムになります。
No.1 : ガスコンロ&カスボンベ
No.1はガスコンロ&ガスボンベを挙げさせて頂きました。
大災害などの非常事態の必需品の一つ、ガスコンロ&カスボンベです。電気・ガスが止まっている状況では、当然ながら、モノを温めることが出来ません。アイテムNo.2と組み合わせることで、水を沸かすことが出来る。さらに、アイテムNo.3と組み合わせることで、最低限の食事を確保することが出来ます。さらに、電気のない状態で、夜に暗さの中に光と灯すことも可能です。
No.2 : ペットボトル系飲料水
No.2は飲料水です。
人間の生命維持に欠かせない、水。特に、安全に飲むことのできる、飲料水の確保しておく必要があります。水分補給のためだけではなく、水を沸かすことで、食事にも利用できます。最低限、1週間分を補うことのできる量の飲料水を、日頃から備蓄できれば、震災時に向けて、安心できると思います。
No.3 : 各種カップラーメン
No.3は各種カップラーメンを挙げたせて頂きました。
非常事態に、比較的簡単に、カロリーを接種できる食べもの、そして、保存期間が長い各種カップラーメンを日頃から備蓄することをお勧めいたします。特に、カップラーメンの場合、多様な味がありますので、1週間毎日、食べることとなっても、飽きずに耐えることが出来ます。
No.4 : 水の要らないシャンプー
No.4は水の要らないシャンプーを選びました。
2回の震災を経験して、あった方が良かったな、と思ったアイテムになります。2回の震災ともに、3月・4月と、そこまで気温が高くない時期ではありましたが、1週間、お風呂に入れない期間が続きますと、体中に痒みを感じ始めるようになります。特に、頭皮は汗もかきますから、頭の痒みが特に強く印象に残っています。衛生的に、震災期間を過ごすために、水の要らないシャンプーを一つ、備蓄しておくと、良いと考えています。
No.5 : ウェットティッシュ
No.5はウェットティッシュを挙げさせて頂きました。
以外に思われるかもしれませんが、水道が止まっている状況では、平時の時以上に活躍してくれるアイテムです。災害時の活動時、手が汚れた際に、ウェットティッシュがあれば、水を使わずに、手をキレイに保つことが出来ます。さらに、お風呂に入れず、体を洗えない場合でも、ウェットティッシュで体の汗を拭きとることができます。私の場合、2回の震災時ともに、ウェットティッシュを持っていたことで、最低限の衛生を保つことが出来ました。
最後に
私の2回の震災経験を基に、必要な備蓄品として5つに限定して、紹介いたしました。
ニュース等で、30年以内大きな震災が日本を襲う、といった報道をよく耳にします。つまりは、いつ、どこで、震災に遭遇するかわからない時期に我々が生きているということになります。日頃から、震災にあったことを、想像しながら、完璧ではなくとも、出来る範囲で、準備を進めていくことが必要であると、考えています。
日々の生活に忙殺されて、将来について考える余裕があまりない状況ではありあすが、ほんの一瞬、隙間時間を使って、想定される未来に向けた準備を進めていければ、思っております。
コメント