転職を経験して

日常

転職前の生活

2018年11月に、現在の職場へ転職をしました。

前職では、8年7か月、勤めていました。

職務内容は、半導体関連、製造プロセス技術開発。

前職の給料は、30代前半男性で頂ける全国平均の約1.5倍程で、

福利厚生も整っているいる環境でした。

傍からは、恵まれている一般サラリーマン、と観られていたと思います。

一方で、日々、ノルマとスピード感が求められる職場でした。

今、振り返りますと、頭を使って仕事しておらず、

反復運動と同じよう、反射的に仕事をしていた状況でした。

また、残業することが当たり前な環境で、平日の平均帰宅時間は22時。

そこから、お風呂、夕食を食べると、23時過ぎ。

必然的に、平日は会社と家との往復のみの生活でした。

日々のストレスから、ほぼ平日毎日、ビール(350ml_3缶以上)を飲酒する生活習慣。

さらに週末は平日にも増して、深く飲酒をしてしまう。

週末は昼過ぎまで、家でゴロゴロ、昼過ぎから洗濯物を開始。

明らかに健康に悪いことが分かっていながら

上記のような堕落した生活から抜け出せないまま、

無意識的にサラリーマンを続けていました。

転職のきっかけ

30代中盤に差し掛かり、

このままの不健康な生活を続けてていいのか?

流れに身を任せる形で、惰性的にサラリーマンを続けてていいのか?

などなど、40代を前にして、考えることが増えました。

その中で、転職を決断する決定的な問いに遭遇しました。

“ 定年までの約30年間、この会社で働き続けることができるか? ”

自分の中での結論は

“ No ”

でした。日々抱えるストレス、ストレスからくる飲酒生活、

もう少し思考をしながら仕事をしたい、等、考慮し、

転職することを決意し、情報収集、転職活動を開始しました。

転職先を定めるまでの過程

転職を決意してから、実際に転職するまで、

約1年半、の期間を要しました。

その理由は、転職するにあたり、

“ 自分は次の環境に最低限、何を求めているとか? ”

を定めるところからスタートし、

転職活動中も、その考えの修正を繰り返していたためです。

実際に転職の先を選定するにあたり、次の3点を柱にしました。

  •  年収
  •  勤務地
  •  仕事内容

初期の段階では、

  • 年収については、前職と同じ金額が頂ける
  • 勤務地については、その当時住んでいる熊本近辺、
  • 仕事内容については、前職の職歴を活かせる業界

を基準に転職活動を開始しました。

当然の事ではありますが、

上記の条件に合う職場を見つけることが出来ない状況が続きました。

そこで、条件の内で、譲歩するところ、譲れないところを

再度、考え直すこととしました。

年収については、基準を下げる方向で、

勤務地については、範囲を広げる方向でう

仕事内容については、そのまま変更なし

で、条件を修正し、最終的に下記のように

  • 年収については、約500万円が頂ける
  • 勤務地については、九州全土
  • 仕事内容については、前職を職歴を活かせる業界

と定めました。

この条件のもと、現職とであることが出来ました。

転職を経て今思うこと

結論、転職して“ 正解 ”と思っています。第一に、

“ これから先、自分は何を重視したいのか?”

の問いに対して、考えるチャンス、時間を与えてくれたからです。

重視したことが、“ お金” なのか、“ 仕事 ”、なのか、“ 住む場所”、なのか

その地域の“ コミュニティー”なのか。

人それぞれ、重視する事柄、比率が違うために、どこにも答えがありません。

自分で取捨選択をすることでしか、答えが出せない、問いだと思います。

第二の理由として、

仕事・人間関係に対して、視野が広がったこと ”

が挙げられます。

前職と現職の業界が同じ半導体関連ではあるのですが、

現職とは異なり、別の視点から、俯瞰する形で業界全体を見渡せる

視点を得ることが出来ました。

また、同じ九州でも、熊本と福岡では、人の気性も、習慣も異なります。

良くも悪しくも、人付き合いの経験値が溜まっていることを実感しています。

今後に向けて

転職活動を通じて、一番、痛烈に感じたことは

日々の生活に忙殺されながらも、

“ これから自分は何を重視したいのか?”

を自分に対して問いかけながら、自分の中での答えに向かって

小さな一歩を踏み出していく、ことが大切であることです。

この繰り返しでしか、自分の人生を設計できないことを

転職活動を通じで実感しました。

転職活動は手段の一つとして、転職する、しないに関わらず、

“人生の中での自分の優先度 ”

を小さなことから、今後も日々、

問い続けていきたい、と思っています。

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