仕事に対する納得感

日常

はじめに

2022年2月上旬より始めている転職活動を進めるにあたり、再度、転職を決意した際の考えを自問自答してみることにしました。

「現在の職場に対する違和感は何なのか?」

「その違和感を分かりやすい別の表現に言い直すと何なのか?」

この問いに対する、本記事を書いている時点での回答、

KeyWord「納得感」

どのような仕事をする上でも、不満や違和感を持つことはあるかと思います。しかし、その不満・違和感を上回る「納得感」があれば、その仕事を続けることが出来るのではないか、と考えています。

私の場合、現職場において、「納得感」を得られていない、と言っていい状況です。現状を打開するために、転職活動を始めました。

代表的な納得感

仕事に対する「納得感」として、どのようなものがあるのか、本章で整理してみようと思います。

給料

日常的に激務で、スケジュールが厳しく、ストレスが多い、残量時間が多い、といった職場で働いていた状況を想像してみます。その対価として、「給料」がサラリーマンの平均給与より大幅に多かったら。

福利厚生

日常的に激務で、スケジュールが厳しく、ストレスが多い、残量時間が多い、といった職場で働いていた状況を想像してみます。更に、給料がサラリーマンの平均と同等だったことを想像してみます。その対価として、住宅手当や企業年金、各種休暇制度など、「福利厚生」が他企業と比較して、充実していたら。

人間関係

給料、福利厚生、仕事も楽ではな、といった状況下で働いていたことを想像してみます。その一方で、職場の後輩、同僚、上司を良好な関係を維持できていて、雰囲気の良い職場で働くことが出来ていたら。

やりがい

日常的に激務で、スケジュールが厳しく、ストレスが多い、残量時間が多い、といった職場で働いていた状況を想像してみます。更に、給料がサラリーマンの平均と同等だったことを想像してみます。その一方で、その仕事に対して、使命感・やりがいを感じることが出来ていたら。

企業ブランド

日常的に激務で、スケジュールが厳しく、ストレスが多い、残量時間が多い、といった職場で働いていた状況を想像してみます。更に、給料がサラリーマンの平均と同等だったことを想像してみます。その一方で、勤めている会社が、世間一般に評価の高い企業であったとしたら。

住居地

給料・福利厚生が一般企業の平均より低く、職場の人間関係が良くない状況であっても、現在、住んでいる場所が自分が望む地域であったら。

前職の納得感

前職では、半導体デバイス(CMOSイメージセンサー)の開発・製造を行う企業に勤めていいました。当時、30代前半に頂いていた給料は、同年代のサラリーマンの平均年収と比較して、100~150万円高い状況でした。また、企業ブランドとしては、一般の日本人も広く認知している会社でした。当時を振り返ってみますと、「納得感」として、「給料」と「企業ブランド」を感じていました。

その一方で、仕事に対する「やりがい」は年々と感じなくなっていまいた。半導体プロセス開発部門から製造技術部門へ移動となり、開発要素は薄まり、その代わりに、製品が滞りなく生産ラインを流動する環境を維持する業務が大部分を占めるようになりました。日々やることは、大方決まっており、決まった作業を「早く正確に」行くことを求められていました。また、「職場の人間関係」も良好な関係とは言えない状況でした。「納得感」と「違和感」を天秤にかけて、「違和感」が優勢だったため、1回目の転職を決意しました。

現職の納得感

現職を振り返りますと、「給料」は同年代のサラリーマンの平均と比較し、0~-50万円低い状況。「福利厚生」は一般平均的、「人間関係」が良好とは言えない、「やりがい」は年々、弱まっている状況、「企業ブランド」はなし、「住居地」は、ここ以外ありえない、という状況でない。一言でいうと、「納得感」が無い状況で、この点がキッカケとなり、現在の転職活動を始めました。

最後に

仕事に対して、どのような点を「納得感」を求めるのか、自問自答することは、自分の人生の大部分に対する優先度を決めることと、イコールであると、2回の転職活動を通じて、考えるようになりました。どの点に「納得感」を求めるか、十人十色、唯一無二の答えは存在せず、個々人が問い続ける中で、答えを出す必要があると考えいます。また、人生のステージの変化によって、「納得感」の優先度が変わることがあります。人生のターニングポイントごとに、仕事に対して求める「納得感」について、振り返りながら、自分の人生を、自分の手で、設計していきたいと考えております。

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