はじめに
指宿・枕崎線、電車の旅もスタート地点。鹿児島中央駅に到着後、駅周辺の散策を終えて、ついに指宿・枕崎線に乗れる興奮を抑えつつ、指宿・枕崎線ホームに向かうこととしました。
経路
指宿・枕崎線の途中通過駅、指宿駅まで経ること17駅。所要時間は1時間27分。
指宿駅まで約1時間半、最終目的地の枕崎までどのくらいかかるのか、不安を感じつつも、意気揚々とホームへ向かいました。
たまて箱に遭遇
2番ホームに到着して間もなく、対面、4番ホームに外観が特徴的な電車が到着しました。指宿のたまて箱号でした。
指定席を取得することが出来ず、乗車が出来ませんでしたが、出発前の列車を一目観ておきたいと思い立ち、一度、4番ホームに向かいました。
列車の内部は、カラフルな座席に、木調を基調とした内観でした。また、海岸全を眺めることが出来る、進行方向左側の座席は窓側を向いている構造でした。
今回は乗車が出来ませんでしたが、機会を観て、いつか乗ってみないと、心に刻み、再び、2番ホームに戻ることにしました。
鹿児島中央駅を出発
指宿・枕崎線、普通列車が姿を現しました。良い意味で、年季を感じる外観であると、直観で感じました。枕崎駅まで、よろしくお願いいたします。
列車の内観、天井には扇風機が設置されており、個人的に、懐かしさを感じました。学生時代に利用していた、JR東日本、武蔵野線の車内でも、当時、扇風機が設置されており、その時のシーンが一瞬、脳裏に浮かびました。
道中の車窓
鹿児島中央駅を出発し、始めのうちは、鹿児島市内の街中を進んで行きます。遠目に桜島を眺めながら、徐々に、桜島の姿が小さくなっていきました。
桜島が観えなくなった後、海岸線の風景を眺めることが出来るようになります。
海岸線を横目に、時として、森の木々の中を颯爽と、列車は進んで行きます。
更に進むと、海岸線ギリギリを列車が走っていきます。そして、鹿児島湾を一望することが出来ます。海の風を感じながら、ぼーっと、海面の波模様を眺めことで、日々の喧噪を忘れることが出来ました。
海岸線の曲線と海面が対比した風景も素晴らしかったです。
列車が進んで行きますと、眼下に、ハンバーグレストラン、「ハッピーポイント」を発見しました。以前、来店したことがあり、海の風景を眺めなら、おいしいハンバーグを頂くことが出来るお店です。
前方に、ENEOS 喜入基地の貯油タンクを発見しました。この距離からでも感じることが出来るほど、その大きさと数の多さに興奮しました。
更に、指宿に向けて、列車は海岸線を快走に走り続けていきます。乗車してから、1時間を経過し、列車の席から伝わるディーゼルエンジンの振動をお尻から感じ続け、少しずつ疲労の貯まりを感じ始めましたが、この海岸線を観ると、一時の間、その疲労感を忘れることが出来ます。
更に、木々の中を、草木をかき分けながら、列車は進んで行きます。木々が車両の表面を「ガサガサ」とこすりながら、そんなことも気にせず、速度を落とすことなく、列車はもりもりと進んできます。リアル、ジャングルクルーズの様相を呈してきました。
指宿駅に到着
鹿児島市内を経て、美しい海岸線、ゴリゴリの木々の間をかき分けて、無事に指宿駅に到着しました。
指宿駅での降車客を横目に、1分程の停車時間の後、さらに、列車に乗り続けることとしました。
最後に
約1時間半の指宿駅までの列車の旅。目まぐるしく変化する車窓からの風景、なかでも海岸線の風景を存分に堪能することができ、この時点で、大満足でした。一方で、列車の揺れ、ディーゼルエンジンの振動と相まって、疲労の貯まりも感じ始めていました。しかし、今回の電車旅、あくまでも指宿駅は通過点、目指す地は枕崎駅であります。ここから先、さらに、指宿・枕崎線の旅は続きます。
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