はじめに
高野山散策の2日目。1泊目の宿泊地、「清浄心院」を9:00に出発しました。2日目の最初は、高野山エリアの西の玄関口、「大門」を訪れることからスタートしました。本記事では、「大門」参拝の様子について、ご報告致します。
往路の様子
高野山エリアを西に向かって、歩を進めました。途中、「金剛峯寺」、「壇上伽藍」を横目に、最初の目的地「大門」へと向かいました。上記写真は「大門」付近の道の様子です。写真の中で、木々が生い茂っている向こう側に、「大門」が待ち構えていました。
「大門」に向かって、長い上り坂になっており、無言のまま、もくもくと進め続けました。
スタートしてから、約40分。「大門」目の前のT字路に到着しました。
T字路からは、高野山エリアの囲む山々の緑、その雄大さを眺めることが出来ます。
大門の様子
大門 (重要文化財 指定:昭和40年5月29日)
高野山の盆地の西端にあたり高野山の西の入口の正門である。重層の五間三戸、入母屋構造、銅瓦葺の楼門。昔はここから天野、慈尊院に通ずる町石道と西高野街道が紀ノ川流域に向かった。また有田川流域に向かう道もあった。
大門は元禄元年(1688)に炎上し、宝永三年(1705)に落慶した。それが今の門である。昭和57,8,9年に解体修理された。自動車道路の開通とともに高野山の入口として再び活気を取り戻している。
和歌山県教育委員会・総本山金剛峯寺 掲示案内より引用
写真では、その大きさが伝わりにくいかもしれませんが、想像していたよりも、「大門」の大きさに驚きました。また、左右で参拝者を迎えてくれている、金剛像の迫力に圧倒されました。高野山エリアの西側の門番である、という印象を強く感じました。
「大門」の下側から見上げると、その雄大さをより感じることが出来ました。
「大門」の表側だけでなく、その内側の彫刻部分も、余すところなく、朱色で染められていて、「大門」が丁寧に保存されていることが感じられました。
上記写真は「大門」を通過し、「金剛峯寺」側からの眺めです。「大門」の朱色と周辺の木々の緑のコントラストが絶妙に美しく、力強い印象とは対照的に、美麗な「大門」の魅力を感じました。
最後に
高野山散策の2日目のスタートの目的地として、「大門」を訪れました。「大門」の印象として、「高野山エリア西端の結界の入り口」という感じを強く受けました。「大門」を潜ることで、日常の世界である外界から聖域である高野山エリアに入門することが許される、そんな感覚に陥りました。「大門」を訪れた後は、続いて、来た道を戻る形で、「金剛峯寺」、「壇上伽藍」を順に訪れる計画です。
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