高野山ご参拝 ~護摩行体験 / 霊宝館~

趣味

はじめに

高野山エリアの様子①

高野山散策も後半戦に入り、「壇上伽藍」を出発した後、2日目の宿泊場所のチェックイン時間まで、残された時間が僅かになりました。限られた時間の中で、訪問することが出来る場所を間髪入れずに、散策を続けました。本記事では、1日目の宿泊場所である「清浄心院」にて体験した護摩行、高野山の文化財を保存・展示をしている「霊宝館」を訪れた様子について、ご報告致します。

護摩行体験

清浄心院 鳳凰奏殿の様子

「清浄心院」にて、毎日13時から行われている「護摩行」に参加をさせて頂きました。護摩行の中、炎の中に入れる護摩木は1本1000円。ご宿泊の方は無料で頂くことができます。

護摩行体験の様子

12時50分頃、「清浄心院」鳳凰奏殿に到着しました。既に見学用の椅子が準備されており、自由に席を選ぶことが出来ました。せっかくの機会と思い、一番前の席に着席しました。しばらくすると、僧侶の方が壇上に上がられ、護摩行が始まりました。初めの30分は定められた作法に従い、炎を焚き上げる儀式が続きました。開始から約30分経った頃、私も壇上に上がり、「身体健康」を記した護摩木を炎の中へ投げ入れ、心の中で、願い事を唱えました。その後、壇上より降り、僧侶の方が炎を小さくる儀式を眺めていました。開始から約45分が経過し、護摩行が終了しました。

霊宝館

霊宝院の様子①

続いて、再び、高野山エリアの西方向へ移動し、「霊宝館」を見学しました。拝観料は一般大人が1300円。高野山開山より、約1200年間分の文化財が納められており、一度、自分の目で見学したいと思い、訪れました。

霊宝院の様子

館内は写真撮影が禁止でした。そのため、脳裏の刻むべく、十分な時間を使って、じっくり拝観しました。館内には、多数の仏像が展示されていました。本館では、高野山が開山された、平安時代中期から、鎌倉時代を経た時代の流れとともに、仏像の表情の変遷を観ることが出来ました。また、鎌倉時代に入り、武士政権時代になると、運慶・快慶に代表される、荒々しい造りの力士像へ繋がる変化を観ることが出来ました。さらに、新館では、高さ10mはあろう、2枚の巨大な曼荼羅が左右に面と向かうように展示されており、その真ん中に、観覧用のソファーが設置されていました。ソファーに座って、2枚の曼荼羅に挟まれていると、私が宇宙の中に溶け込んでいるような感覚に陥りました。

最後に

高野山エリアの様子②

高野山散策、2日目、後半戦に突入し、残された時間を意識し始めました。その為か、これまで以上に加速度を上げて、各施設を訪問することにしました。人生で初めて体験した護摩行。何も考えずに、目の前の炎を眺め続けていると、日ごろの悩みが一時、頭の中から消え去っていく感覚を覚えました。また、「霊宝館」で、一番印象に残っているのは、2つの巨大曼荼羅。高野山エリアの中でも、恐らく最大級の曼荼羅だと思います。その大きさ、絵の中に描かれている世界観を観るだけでも、「霊宝館」を訪れる価値があると感じました。

2日目の宿泊場所のチェックインの制限時間まで、残るところ約1時間。残された時間を最大限に生かして、高野山散策を続けることにしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました