転職からの3年を振り返って
2021年11月1日で、転職し、現在の職場で働き始めて、3年を迎えます。諺で、“ 石の上にも3年 ” という表現があるように、新たな環境に移ってからの、“ 3年 ” は、一つの区切りのタイミングである、と個人的に考えています。
1年目は、新たな環境に馴染み、新しい仕事の進め方を学ぶ時期、主に“ インプット ”が中心の時期。2年目は、1年目で習得したノウハウを実務に適応させて、試行錯誤する時期、主に、“ アウトプット ” の割合を増やす時期。3年目は、これまでに身に着けたノウハウを元に、一人で仕事を回していく時期。
同じ組織、職場で仕事を “ 3年 ” 続けることで、一連の仕事の流れを経験出来ること、そして、良い点・悪い点が、自分なりの視点で判断できるようになる、と考えています。
私も転職してから、3年を経過し、上司と情報共有をしながら、一人で仕事を進めさせていただける、立場となりました。また、日々の仕事を通じて、前職と比較する形で、現職場の良い点・悪い点が明確に見えてきました。
このタイミングで、転職してからの “ 3年 ”を振り返り、今後、進み方について、改めて、考えてみようと思っています。
転職して正解だったか?
はじめに、3年前に転職をして、“ 正解 ”、であったと、考えています。理由は、一言でいいますと、“ 視野が広がった ” ためです。
前職も現職も、同じく半導体産業に属しており、仕事の大筋は大きく変わりはありません。しかし、前職では、各製造工程毎に、部署・担当者が割り当てられており、一つの製造工程を専門とする立場で仕事に従事するかたちでした。一方、現職では、担当工程はあるものの、製造工程全体を俯瞰するかたちで、仕事に従事する。さらに、お客様との距離が近く、自分たちが製造している製品に対する反応がダイレクトに届くという環境です。
その一方で、“ 違和感 ” も明確に感じるようになりました。具体的には、一緒に働いている人たちの“ 仕事に対する意識 ”の違いです。
前職では、各担当者には担当テーマがあり、各担当者は責任を持ち、進捗具合を管理されながら、厳しいプレッシャーを受けながら、日々、仕事を進める環境でありました。また、同じチームの別のメンバーの業務が過多であり、スケジュールから遅延していた際には、チーム内で業務の優先度を調整し、他メンバーのフォローに入るなど、臨機応変に業務のボリュームを変えながら、仕事を進める職場でした。一方、現職では、テーマを責任をもって進める人と、そうでない人の差が激しい状況、さらに、そうでない人の割合が少なくない状況です。さらに、テーマをスケジュール通りに進めない人の業務を、スケジュール通り進める出来る人たちがフォローせざる負えい環境です。
仕事を責任もって、計画通りするめようと、努力している人が、負担・ストレスを一点に集中して受ける職場環境に、個人的に“ 違和感 ” を覚えています。
人生の分岐点
前職、現職含めて、どの職場においても、良い点・悪い点があると思います。また、100%優良な職場なないのでは無いか?と考えています。また、良い点・悪い点を許容できる基準が、個人個人で異なります。
40歳を目の前にして、今一度、現職場における、良い点・悪い点を自分の中で咀嚼した上で、40歳以降の人生を過ごす上で、転職活動を含めて、より良い生活環境を模索していきたいと考えています。
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