はじめに
前日に北九州での約3年半を過ごした自宅の引き渡しを終え、その日は小倉の街で一夜を過ごしました。そして翌朝、新天地の名古屋駅へ向かうため、小倉駅へ向かいました。
約3年半と、そう長くない期間でではありますが、その中で、特に仕事を通じで、多くのことを感じ、自分なりに考え続けた時間でした。振り返ってみると、その悩みと思考の連続で、人として、より成長できた期間だったと思います。
そんな約3年半の北九州ライフを回想しながら、出発前までの限られた時間、小倉駅構内を散策しました。本記事では、小倉駅の様子について、ご報告致します。
小倉駅の様子
JR小倉駅の特徴の一つとして、小倉駅ビルの内側から伸びる、モノレールの線路が上げられます。駅ビルの外側から見ると、モノレールの車両が駅ビルに吸い込まれるように感じることができます。宇宙船の中から、列車は出発するような、銀河鉄道333を思い起こさせるような、駅構内の構造です。
JR九州改札前は、ちょっとしたドームのような、横に縦に大きく広がった、開放感のある空間が広がっています。この広々としたスペースを利用して、たびたび、イベントが開催されていたことを思い返しました。
新幹線ホームの様子
出張の度に、利用をさせて頂いた、JR小倉駅の新幹線構内。見慣れた風景ではありますが、今後、観る機会が無くなるかもしれない、そんな思いに浸りながら、掲示板を眺めていました。自分が乗車する予定の新幹線の出発時間を確認し、ホームへと向かいました。
新幹線到着までの時間、新幹線ホームをぼーっと眺めていました。今まで、気が付かなかったのですが、改めて、ホームを見つめると、長く、緩いカーブを描いたホームがカッコよく思えてきました。
待つこと約10分。新幹線が到着しました。
最後に
これまで、幾度となく、このホームから、東京方面への新幹線に乗車しましたが、今回は意味合いが違うことを意識していました。今までは、東京方面へ向かっても、また小倉へ戻ってくることが決まっていました。しかし、今回の乗車は、片道切符。
人として成長させてくれた北九州・小倉へ思いを馳せながら、新幹線へ乗車しました。
新たな新天地での生活に期待をしながら、縁もゆかりも無い土地で、新たに生活をスタートさせることに対する不安が入り混じった、複雑な感情を抱きながら、新幹線の車窓を眺めていました。
小倉駅を出発して束の間、新幹線は関門トンネルへ突入しました。数分の間、車窓の暗闇を経て、再び地上にでるその姿と、新たな生活をスタートさせる自分の姿が重なった感覚になりました。
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