最終出社日

日常

はじめに

3月中旬に転職先より内定を頂き、3月下旬に、現職の上司に「退職の意」を伝えました。4月中旬に、人事に辞表が受理された後、5月19日(木)に最終出社日を迎えました。「退職の意」を伝えてから、最終出社日までの約2カ月、自分の業務を棚卸し、可能な限り、ひとつひとつ、引継ぎを行いました。次の職場への出社日が6月16日(木)と決まっている為、業務引継ぎ・有給消化の双方を考慮して、最終的に5月19日(木)を最終出社日としました。

今思うことは、最終的に「転職」という選択をしてしまいましたが、現職に対しては、3年半と短い期間ではありますが、様々な経験を積ませて頂けたこと、またこれを通じて、多くの教訓・学びを得られたことに対して、「感謝」をしております。最終出社日を迎えるにあたり、現職で学んだ事を振り返るとともに、有給消化期間の計画について、本記事で共有致します。

現職で過ごした3年半で学んだ事

前職における自分の姿と比較して、現職において過ごした3年半を振り返ると、次に3点の視点を得ることができたと考えています。前職では、日々の仕事の業務が多く、また納期が厳しく、自分の目の前のの業務しか見つめることが出来ませんでした。そこからすると、現職の経験を経て、一言でいうと、「視野が広がった」という実感があります。

業務領域の広い視野

前職では、半導体デバイス(CMOSイメージセンサ)メーカーにて、プロセスエンジニアとして、働いていました。職場では、全社的に「我々のイメージャーは世界NO1である」というスローガンを掲げながら、日々、業務にあたっていました。このような環境で一日中、工場内で業務し続けていると、「自分たちは半導体業過で先端的な位置にいるのだ」と思い込むようになっていきました。この点は、ある部分、具体的には、CMOSイメージセンサー、という限られた領域においては正しいと思います。一方で、半導体産業全体を俯瞰してみると、必ずしも正しいとは言えないことを、現職の経験を通じて、実感しました。現職における顧客先として、半導体デバイスメーカーを始め、装置メーカー、レジストメーカーなど、多種多様なお客様との取引がありました。そのため、半導体産業と一口で言っても、その内側には、デバイスメーカーを頂点にして、装置メーカー、ウェハメーカーを始め、各種消耗剤(レジスト、スラリー、クロス、産業用ガス)など、多岐にわたっており、更に、海外の半導体デバイスメーカーを含めると、国内外の各企業が有機的に繋がり合い業界を形成していること、またその中で、自分達がどのポジションにいるのか、という視点を得ることが出来た、と実感しています。

チーム運営の視点

前職を振り返ると、自分の目の前の業務にだけしか視界に入っておらず、周囲の人の業務進捗に関心を持てていませんでした。一方、現職では、部署の人数は5人程度と少ないですが、自分の業務を計画的に進めることを前提とした上で、同僚の業務を考慮しながら、お互いに工数が不足している部分を補い合う、また後輩に対しては、日々の業務内容を共有しながら、少人数のチームとして、業務を進めるスタイルに変更しました。自分ひとりでは、稼働時間が24時間、体が一つと、業務を進めるにあたり限界があります。しかし、初期は業務スピードが遅い時期を覚悟した上で、チームメンバーと連動して業務を進めることで、最終的には、何倍ものアウトプットが出せることを、実体験をもって、学ぶことが出来ました。

組織運営に対する視点

今回の転職活動をするキッカケとなった点が、「組織運営への違和感」でした。自分の中の芽生えた違和感の正体に思いめぐらすことで、逆説的に、組織運営することで、してはいけない事、を自分なりに考察することが出来ました。今もなお、ふとした瞬間に、組織運営をする上で必要なこと、について考察を深めています。もう少し自分の中で、考察の全体像が固まった段階で、本ブログで共有したい、と考えております。

有給消化の期間の計画

話題は変わりまして、有給消化の期間として、約4週間を確保することが出来ました。社会人となって以来、約1カ月の休みを経験することが初めてになります。そこで、今まで、訪れてみたいと思っていたけど、休みが取れず、実現出来ていなかったことを、この機会に乗じて、ひとつづつ、実行していこうと画策しています。代表的なところで行きますと、

①九州中の鉄道を乗る

自称、「乗鉄」でありまして、転職により、九州を離れてしまうため、九州に住んでいる間に、これまで電車に乗っていなかった路線を乗車することを、可能な限り、実現したいと考えています。

②高野山を訪れる

大学生の自体より、一度は訪れてみたい、と思ている場所です。日帰りではなく、数泊する形で、訪れたい、実現したいと考えています。

上記2点に加えて、可能な限り、この期間に、様々な場所を訪れてみたい、様々な電車に乗ってみないと考えていますので、追加で、計画を立てて参ります。各場所を訪問した様子については、別の記事で、ご報告致します。

今後に向けて

「大人の旅」を計画しながら、平行して、次の職場に向けた準備を進める必要があります。入社手続き、こちらは、転職先の人事担当者様とメールにて情報共有しながら、粛々と進めています。また、各種、生活ライフラインの契約解除と新規契約の手続き、郵送先の住所変更届、転出届の手続きを進めています。そのうえで、引っ越しの手続き・準備を確実に進める必要がありますが、この記事を書いている段階では、引っ越準備の進捗率は0%です。この後、進めてましります。

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